大分県のこも樽/樽酒/角樽/ディスプレイ飾り樽
こも樽とは
菰(こも)とは、マコモという草を編んだむしろのことで、現在は一般的にはわらを用います。
わらの代わりにポリエステルなど新素材を用いたものもあります。その見た目は畳の表面のようです。
菰は、運搬時に樽本体が傷つかないように、緩衝や保護の役目を持っていましたが、表面に銘酒の名前や絵が刷り込まれたり、縄がけにも工夫を凝らすなど、化粧・装飾が時を経るごとに豊かになり、縁起物として用いられるようになりました。
鏡開きの際には、まず縄がけと菰を外す手間はありますが、
銘酒の名前や絵が大胆にあしらわれた菰樽は印象が華やかで、お祝いの席にはうってつけです。
菰樽では樽の横に穴を開けて蛇口を取り付けることはあまりなく、柄杓(ひしゃく)ですくってお酒を分けます。
飲みきれなかった時は別に容器を用意して柄杓でお酒を移していきます。
はだか樽とは
木の地肌が見える樽のことですが、菰(こも)を巻いてある菰樽と区別するための呼称です。
お祝いの席に用いることもありますが、装飾はほぼされていないので、見た目の華やかさはなく、立食パーティなど、どちらかといえば食事がメインの宴会に用いられることが多いようです。
鏡開きの際に、菰を外す必要がないのと、菰から出る細かいクズがお酒にはいらないので、スピーディにイベントを進行できます。
はだか樽は菰樽と同じように鏡開きのあと、柄杓(ひしゃく)ですくってお酒を分けますが、樽が菰で覆われた菰樽とは違い、樽の側面に穴を開けやすいこともあり、蛇口を取り付けてお酒を注ぎやすくできるのが利点です。
飾り樽とは
お酒の入っていない空樽で、ディスプレイや展示に使います。
大分県 西の関 上撰 普通酒
大分県の銘酒
大分県の蔵元『西の関』は、瀬戸内海に突き出た国東半島の先端にあります。目の前は豊饒の海。急峻な海流のおかげで、関アジに関サバ、国東銀太刀などのブランド魚も多く獲れる最高の漁場になっています。
新鮮な海の幸を日々、食べている地元の漁師たちが飲むお酒『西の関』。
萱島酒造有限会社 萱島徳常務は言います。
「毎日飲んでくださるお客さまの中には、少しでも味が変わると電話をかけてこられる方もいます。そうした方々が、うちのお酒の味を育ててくれたんです」
今も7割が大分県内、2割が九州地方で消費されているそうです。
「最近、“東京でお宅のお酒はあんまり見ないね”、なんて冗談で言われます(笑)。でも、地元の方に7割も飲んでいただいている
「西の関」蔵元は創業明治6年(1873年)の萱島酒造有限会社です。甘・酸・辛・苦・渋が調和した「五味一如」の旨い酒を理想に、「西の横綱」の異名をとる国東半島の名門。寒暖の差が激しい豪快な気候の中、昔ながらの伝統的な手造りの姿勢を貫き、発展的継承の中で清酒本来の旨さを伝承しています。
大正3年(1914)築の仕込み蔵の奥行き20mの室内空間には柱が1本もなく、すべて壁面で強度を保っているといいます。
「現場で働く蔵人たちの作業効率を考えてのことだと思いますが、現代の建築家の方々
なるべく早くご注文いただけますようお願いします。鏡開きの場合は、ご注文時に使用する日をお伺いして、逆算して1日~2日前に納品いたします